ぬまのーと(numa-note)

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イノベーションのジレンマ クレイトン・クリステンセン

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 こんちは、ぬまおー(@youqixi1122)です。

今回紹介する本は

「イノベーションのジレンマ」クレイトン・クリステンセン

です!

  • 内容としてはアメリカのトップ企業がなぜ技術の変化の局面において業績を落としてしまうのか?
  • なぜ高品質なのに儲からないのか?
  • 新しい技術を世の中に出すために一番いい方法とは何か?

こんな疑問に答えてくれる本です。

個人的には

ビジネス本は面白くなくまた実現性に欠ける本が多数だと思っていました。

しかしこの本で使われている手法は応用可能であると思いました。

解説では

解説の中ではコンサルタントの方やベンチャーキャピタルの方、個人投資家の方にオススメしたいと書かれています。

個人的にはハーバードの授業とはどのようなものか興味のある方も対象です。

なぜなら著者のクリステンセンさんはハーバードの教授だからです。

それでは紹介していきます!

 

 

 

本の概要 

   顧客の意見に熱心に耳を傾け、新技術への投資を積極的に行い、常に高品質の製品やサービスを提供している業界トップの優良企業。ところが、その優れた経営のために失敗を招き、トップの地位を失ってしまう――。本書は、大手企業に必ず訪れるというこの「ジレンマ」を解き明かしベストセラーになった原著、『The Innovator's Dilemma』の増補改訂版である。

   ハーバード・ビジネス・スクールの教授である著者は、この逆説的なコンセプトを、学問的体系に基づいた緻密な論理構成によって実証している。事例として取り上げるのは、ディスク・ドライブや掘削機といった業界のほかに、ホンダが進出した北米市場やインテルが支配したマイクロ・プロセッサ市場など。それぞれの業界で起きた「破壊的イノベーション」を検証し、それに対処できない大手企業の宿命ともいえる法則を導き出している。

   優れた経営とされてきたものが、「破壊的イノベーション」の前ではすべて無効になり、逆にマイナスの価値さえもちうるという指摘にはただ驚かされる。その点で本書は究極のイノベーション論であり、イノベーション・マネジメントの新境地を切り開いたものとして画期的な論考である。

 「ジレンマは、解決できる」として著者が示す処方箋は、「成功体験」をもつ企業のトップはもちろん、イノベーションにかかわるすべての企業人にも必読の内容である。増補された「グループ討論の手引き」は研修のテキストにも活用できる。利用価値の高い1冊だ。(棚上 勉)

トップ企業は必ず最善の経営と価値の提供を行っているはずなのに

なぜ失敗するのか?

について解説している本。

 

読んでいて面白かった点を5つ

読んでいて面白かった点をいろいろ紹介していきます。

原則1企業は顧客と投資家に資源を依存している

つまりイノベーションを起こそうと研究開発にお金を使おうとしても

顧客と投資家が結局望まなければ十分な額を投資に回せないので失敗するということです。

僕がイメージしたのはガラケーとスマホの例です。

今まではガラケーを作っていた会社はおサイフケータイやカメラ付ケータイなど

日本独特の機能を付けて売っていました。

しかしアップルのIphoneに代表されるようなスマートフォンに取って代わってきています。

スマートフォンのようにタッチパネルのケータイを売り出すという破壊的技術にケータイ会社は本気で取り組めたでしょうか?

この本では経営者が破壊的技術に対処する方法を提案しています。

原則2小規模な市場では大企業の成長ニーズを解決できない

大企業が成長するための市場を探すことが難しいと。

大きい企業が高い成長をするためにはその分の大きい市場を開拓する必要があって

その点でかなり難しいと書かれています。

成功している企業は、株価を維持し、社員の職務範囲が広がるようチャンスを設けるため、成長し続ける必要がある。

しかし、4000万ドル売り上げる企業が20%の成長率を達成するには、翌年の売上高を800万ドル増やすだけでよいが、40億ドル企業では8億ドルの増収が必要である。これほどの規模を持つ新市場はない。そのため、組織が大規模になり、成功するにしたがい、新しい市場を成長の原動力とすることに無理が生じる。

小規模な組織であれば十分なエネルギーと人材を集中できてよろしいということですね~

原則3存在しない市場は分析できない

破壊的技術に対応する際にデータがないので分析できないと。

もともとある技術であれば市場規模と成長率のデータがあるから。

また予想したとしてもほぼ当たらないと。

情報が入手でき、計画を立案できる持続的技術では、リーダーシップをとることは、競争上、重要でないことが多い。

このような場合、追随者も先駆者も実績は変わらない。

先駆者が圧倒的に有利なのは、市場のことがほとんどわからない破壊的イノベーションの場合である。

これがイノベーションのジレンマである。

出ましたね~イノベーションのジレンマ!

この本のタイトルの由縁ですね!

 

原則4組織の能力は無能力の決定的要因になる

組織の能力とその中で働く能力とは無関係である。

これも好きなフレーズです。

経営者がいかにして能力のある部署、能力のない部署の見分けを把握するための

フレームワークを示してくれるそうです。

原則5技術の供給は市場の需要と等しいとは限らない

ひたすら技術が高く正確な時間を刻む時計があるとしましょう。

人によっては100万もする時計を買いたいと思う人もいるでしょう。

でも、僕は貧乏性なのでスマホのアラームや2000円くらいの時計で満足できます!

つまりいかに良い時計で価値やファッション性が高かったとしても

そこに需要があるかを見極めることが重要であるとクリステンさんは言っているわけです。

 

多くの場合、高性能、高利益率の市場を目指して競争するうちに、当初の顧客の需要を満たしすぎたことに気づかない。そのため、低価格の分野に空白が生じ、破壊的技術を採用した競争相手が入り込む余地ができる。

主流顧客がどのように製品を使うのかといった動向を注意深く見極める企業だけが、市場で競争の基盤が変化するポイントをとらえることができる。

この5点の原則が読んでいて面白かったです。

 具体的な5つの原則に対する経営者の判断の方法もこの本の中で載っているので参考にしてみてください!

 

まとめ

分析にはヘドニック回帰分析という方法を採用しています。

興味のある方はググってみてください。

破壊的技術における市場の変化についてまとめた本。

この本自体は2001年の出版で割と古い本ではあるがイノベーションに対する本質を捉えている本でかなり面白かったです。

おススメしたいと思います!

最後までお読みいただきありがとうございました!